「ラジオや雑誌の大喜利系のコーナーにネタを投稿しようとしているけど、どういうふうに考えたらいいのかわからない」という人のために、簡単にそこそこ面白い大喜利の答えが出せる方法を紹介します。
大喜利系コーナーが得意になれば、ネタの採用率もまちがいなく上がるはずです。
お題をずらす
お題をずらすとはどういうことなのか簡単に説明するので、まずは下の流れを見てください。
あるあるやありきたりな回答でもOK。
たったこれだけです。
こんどは、どういうふうにお題をずらせばいいのかを具体的に説明していきます。
お題のずらし方
たとえば以下のようなお題が出されたとします。
お題:才色兼備のトップアイドル、彼女の唯一の欠点とは?
このお題を少しずつずらして回答を考えていきます。
アイドルというのは一般人から遠い存在ですが、それを身近な存在に置き換えてみます。多くの人にとって身近な女性といえば母親だと思います。
なので、お題をずらして「母親の欠点とは?」というお題で回答を考えます。
お題:母親の欠点(いやなところや残念なところ)とは?
ここでは、むりに面白い回答を考える必要はありません。
「テレビ番組のいいところで、お風呂に入れといってくる」「お菓子のチョイスが高齢者向け」などのあるあるや、あたりまえの回答で大丈夫です。
ここでの回答があたりまえでも、お題をずらしているのでもとのお題にあてはめたときに自然とギャップが生まれるからです。
ただ、「才色兼備のトップアイドル、彼女の唯一の欠点とは?」の回答が「テレビ番組のいいところで、お風呂に入れといってくる」だと少しギャップが弱いのでお題をもう少しずらしてみます。
こんどは性別をずらして「おじさんの欠点とは?」というお題で回答を考えてみましょう。
お題:おじさんの欠点(いやなところや残念なところ)とは?
おじさんの欠点といえば、「鼻毛に白髪がまじっている」「何もないときに突然むせる」「いまは存在しないひと昔前の野球チームの帽子をかぶっている」などの回答が思いつきます。
この回答をもとのお題にあてはめると、母親で回答を考えたときよりもギャップが生まれます。
鼻毛に白髪がまじっているアイドルや、何もないときに突然むせるアイドル、いまは存在しないひと昔前の野球帽をかぶっているアイドルはなんかイヤですね。
だんだんよくなってきたので、もっとお題をずらしてこんどは犬(飼い犬)で考えてみましょう。
お題:飼い犬の欠点(いやなところや残念なところ)とは?
「何度教えてもトイレの場所を覚えない」「新聞配達のバイクが近くを通ると急に吠え出す」など回答が思いつきます。
ここまでお題をずらしていると、「犬小屋で寝る」「ベロを出して体温調整をする」などの犬にとってあたりまえのことでも元のお題にあてはめるとギャップのある回答になります。
思いついた回答の中から面白そうなもの選んでもとのお題にあてはめてみましょう。
お題:才色兼備のトップアイドル、彼女の唯一の欠点とは?
回答
- 「新聞配達のバイクが近くを通ると急に叫ぶ」
- 「犬小屋で寝る」
- 「いまは存在しないひと昔前の野球チームの帽子をかぶっている」
- 「ベロを出して体温を調節する」
新聞配達のバイクが近くを通ると急に叫ぶアイドルや、犬小屋で寝るアイドルはイヤですよね。
このようにお題をずらして考えた回答をもとのお題にあてはめるだけで、ギャップのある飛躍した回答を簡単に導き出すことができます。
ずらし方のコツは共通点のある大きいくくりの中から遠い存在のものを選ぶことです。
女性アイドルも、母親も、おじさんも、犬も同じ動物であり、ほ乳類です。そういう大きいくくりの中からアイドルと遠い存在のものを選んでお題をずらせば自然とギャップが生まれます。
たとえば、逆に「こんな飼い犬(ペット)はイヤだ」というお題なら人間やアイドルにずらして考えます。「アイドルの握手会のように、お手をすぐ終わらせようとする」などのあるあるや「よくしゃべる」などのあたりまえの回答で十分ギャップが生まれます。
他には「こんな最新のアップル製品はイヤだ」というお題が出された場合は、大きいくくりの機械の中から遠い存在の物を考えます。ファミコン、炊飯器、餅つき機などを選んで回答を考えていけばいいのです。
まとめ
以上が大喜利系コーナーでつかえる簡単なネタの考え方です。
お題の一部を遠い存在のものにずらして回答を考える。できあがった回答をもとのお題にあてはめる。たったこれだけです。
簡単なのでぜひ、いちど試してみてください。
どこにネタを投稿しようか迷っている人はこちらの【ネタを投稿するのにおすすめなラジオ番組と雑誌はこれだ!】を参考にしてみてください。