月曜深夜にくりひろげられる「新勝ち抜きカルタ合戦改」、そこはハガキ職人たちの戦場です。
そんな戦場で武器を持たない初心者がどうやって猛者たちと戦えばいいのか? どうやって採用を勝ち取ればいいのか?
初採用までかなり時間がかかったボクの経験をもとに考えた「新勝ち抜きカルタ合戦改」の攻略法を紹介します。
カルタ合戦の攻略法
もちろん、いちばん確かでまちがいないのは面白いネタを投稿を送することですが、初心者にはむずかしいものです。なので、ネタ作りになれていない初心者でも簡単に実戦できて採用確率を上げられる方法を紹介します。
ここで紹介するのは全部のカルタに共通して使える方法です。
言葉の探し方
お題にあった読み札を考えて投稿するというのが、カルタ合戦の基本的なルールです。ただし、書き出しの文字がア行やカ行といったように制限されます。
なので、限られた文字ではじまる言葉を探すのがカルタ合戦のネタを考えるうえで重要になってきます。
言葉探しには定番の方法だと辞書で引く、しりとりサイトをのぞく、などの方法があります。そんななかで個人的におすすめなのが検索バーに適当な言葉を入力するという方法です。
たとえば「あ」から始まることばを探している場合は検索バーに「あさ」「あと」「あぼ」などの適当な言葉を入力すると、その文字からはじまる検索の候補がずらっと表示されるので簡単にいろいろな言葉を探すことができます。(2文字入力して探すのがおすすめ)
意外な言葉が見つかるおすすめの方法です。
最初の文字をねらう
いちばん採用率を簡単に上げられるのは「最初の文字」をねらって投稿するという方法です。
最初の文字とはア行カ行などの1番目の文字、つまりは「あかさたなはまやらわ」のことです。
実はカルタ合戦では最初の文字からはじまるネタの読まれる数が圧倒的に多く、読まれるネタの内3分の1から半分近くは最初の文字で始まるネタなのです。
ここ最近(2018年10月)の採用データを見てみましょう。
10月8日放送分の「チャーハンカルタ・ナ行」では全21ネタの内9ネタが【な】からはじまるネタ。
【な】9ネタ
【に】4ネタ
【ぬ】3ネタ
【ね】2ネタ
【の】3ネタ
10月8日放送分の「日曜ビッグバラエティ没ネタカルタ・マ行」では全18ネタの内7ネタが【ま】からはじまるネタ。
【ま】7ネタ
【み】2ネタ
【む】4ネタ
【め】3ネタ
【も】2ネタ
10月15日放送分の「ごみくじカルタ・ハ行」では全24ネタの内13ネタが【は】からはじまるネタ。
【は】13ネタ
【ひ】2ネタ
【ふ】4ネタ
【へ】2ネタ
【ほ】3ネタ
このように最初の文字に送られてきたネタの採用数が圧倒的に多いです。
もちろん、他の投稿者たちもこのことに気づいて最初の文字に多めに送っているでしょう。ですが、それをふまえても最初の文字をねらってネタを多めに投稿するほうがまんべんなく投稿するより採用率が上がると思います。
言いまわしを変える
自信のあるネタを思いついたのに募集している【行】とちがったため投稿を断念することもあると思います。
そんなときは言いまわしを変えることで思いついたネタを別の行のネタに変えることができます。
たとえば、以下のようなネタを思いついたとします。(「ごみくじカルタ」のメール投稿フォームにある例を引用しました)
お おでん鍋の底にうごめいている、牛すじのかけらを食う権利を得るであろう。大吉。
募集中なのが【カ行】だった場合、このネタを送ることはできません。しかし、ちょっと言いまわしを変えることでこのネタを【カ行】のネタに変えることができます。
たとえば「おでん鍋の底に」を「コンビニのおでん鍋の底に」に変えれば【カ行】で使えます。
同様に「おでん鍋の底に」の前にひとこと付けくわえて「近い将来、おでん鍋の底に・・・であろう」とすれば【タ行】のネタとしてつかうこともできます。
このように少し言いまわしを変えるだけで他の行でもつかえるネタはたくさんあります。思いついたネタが【行のしばり】でつかえないときに試してみてください。
「時間」や「場所」などの情報や「こそあど言葉」、擬音などを駆使すれば大体のネタは変換可能です。逆に言いまわしの無理やり感が強ければ、それはそれでネタとして面白くなることもあります。
イメージしやすいように推敲する
できあがったネタを受け手がイメージしやすいように推敲する方法です。
たとえば、チャーハンカルタのネタを考えていて「冷凍チャーハンをお風呂で解凍して食べる」というネタを思いついたとします。
ただ、これだと若干ネタとして弱い気がしますよね。
そんなときは、情景がイメージしやすいようにネタを推敲します。どういうふうにするかというと、なんらかのアクション(動作)を付けくわえます。そうすると情景がイメージしやすくなります。
下の例を見てください。(例はチャーハンカルタの投稿フォームから引用しました)
冷凍チャーハンを袋ごと抱いてお風呂に入って出て食べる。
このように動作をつけくわえれば情景がイメージしやすくなります。
なぜ、情景がイメージしやすいネタがいいのかというと、ほとんどの人は文章で読んだネタや耳で聴いたネタをいちど頭の中で想像してから笑うからです。
具体的なアクションなどを付けくわえることによって、受け手がネタを想像する手助けができるのです。
まとめ
- 言葉探しは検索ボックスに適当な言葉を入力して検索の候補を利用する
- 最初の文字をねらって多めにネタを投稿する
- ネタの言いまわしを変えて別の行のネタに変換する
- 情景がイメージしやすいようにアクションをくわえてネタを推敲する
以上が初心者でも簡単に実戦できる「新勝ち抜きカルタ合戦改」の攻略法です。それほどむずかしくない方法なので、実際に試してみてください。
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