創作のネタ|謎の映画監督【アラン・スミシー】の正体

本に座って読書するナマケモノ

創作のネタになりそうなおもしろい話を紹介します。

アラン・スミシー監督の正体

謎の映画監督アラン・スミシーの活躍は多岐にわたり、さまざまな作品にその名前がクレジットされています。

アラン・スミシーとは何者なのか?

それを説明するまえに、彼が関わった作品を紹介します。

アラン・スミシーが監督を務めた作品

  • ガンファイターの最後
  • ハリー奪還
  • クライシス2050
  • ヘルレイザー4

他、多数

アラン・スミシーはハリウッドの映画業界だけでなく日本のアニメ業界でも活躍しています。

アランスミシーが関わったアニメ作品

  • ガサラキ(第1話の原画)
  • こち亀(281話の絵コンテ)
  • LAST EXILE(21話の作画監督)
  • 銀盤カレイドスコープ(12話の演出)
  • ジョーカー・ゲーム(2話の演出)

他、多数

ハリウッド映画の監督だけでなく、日本のアニメ業界で作画監督や演出までこなしてしまうアラン・スミシー。彼はいったい何者なかの?

実は、アラン・スミシーという人物は実在しません。架空の存在なのです。

アラン・スミシーとは、監督が映画に自分の名前をクレジットに載せたくないときに使用されていた偽名です。プロデューサーなどのお偉いさん方の意見で作品の内容が大きく改変されてしまった場合などにアラン・スミシーという偽名を使用することができたのです。

日本のアニメ業界でもハリウッドにならってアラン・スミシーという名前を使用するようになりました。クレジットの表記は「阿蘭墨史」や「安乱純志」というように漢字があてがわれます。

ちなみに、『アラン・スミシー・フィルム』というアラン・スミシーを題材にした映画が存在するのですが、この作品の監督もアラン・スミシー表記です。狙ったのか偶然なのか、制作と監督がもめてアラン・スミシー名義になったといわれています。

いまでは有名になりすぎたせいでハリウッド映画でその名前を見かけることがなくなったアラン・スミシー監督ですが、またいつか活躍するときがくるかもしれません。