脚本やアイデアが秀逸な【密室劇・会話劇】映画たちを紹介!

映画を観るナマケモノのイラスト

密室劇・会話劇とは

吹雪の山荘だったり、会議室だったり、限られたシチュエーションを舞台に繰り広げられる会話がメインの物語。

派手な演出やアクションは少ないが、脚本やセリフなどの細かい部分で楽しませてくれるのがこのジャンルの魅力です。

今回はそんな【密室劇・会話劇】映画の中からおすすめの作品を選びました。個人的におすすめする6本と、その他の【密室劇・会話劇】映画7本を紹介します。

おすすめの【密室劇・会話劇】映画を紹介!

限定されたシチュエーションだったり、魅力的な会話だったり、必要最低限の道具で楽しませてくれる作品ほどおすすめ度のを多くしています。

それでは、紹介していきます。

まずは、こちらです

1.『12人の怒れる男』

2007年 160分
監督:ニキータ・ミハルコフ
出演:セルゲイ・マコヴェツキイ、ニキータ・ミハルコフ、セルゲイ・ガルマッシュ

おすすめ度:★★★★★

どんな映画か、ひと言で

陪審員に選ばれた12人の男の話。(『十二人の怒れる男』のリメイク)

あらすじ

陪審員に選ばれた12人の男たちは、ロシア軍の将校だった父(養父)を殺した少年の裁判で陪審員を務めることになります。

有罪が濃厚な事件だったので、審議はすぐにおわると思われていました。しかし11人が有罪をとなえる中、一人の男が無罪を主張します。「少年の人生がかかっているから、もっと真剣に話し合うべきだ」と。

彼は事件の腑に落ちない点について、陪審員たちに疑問を投げかます。こうして審議の流れは少しずつ変わっていくのですが・・・。

おすすめするポイント

テレビドラマや映画で有名な『十二人の怒れる男』のロシア版リメイク。

陪審員たちが話し合うあいだに事件の印象がガラリと変わるのがおもしろい映画です。

新たな情報を知ったときや、着眼点を変えた見方が出たときに思わず「なるほど」とうなってしまいます。

2.『ヘイトフル・エイト』

2015年 167分
監督:クエンティン・タランティーノ
出演:サミュエル・L・ジャクソン、カート・ラッセル、ジェニファー・ジェイソン・リー

おすすめ度:★★★★

どんな映画か、ひと言で

吹雪の山荘に閉じ込められ、疑心暗鬼になる八人の密室劇。

あらすじ

吹雪の山荘に居合わせた八人の人物たち。賞金稼ぎのジョンは1万ドルの賞金首ドメルグを連れて、レッドロックという町に向かっている途中でした。

レッドロックに届けるまえに獲物が奪われないか警戒するジョン。彼はこの山荘に偶然、居合わせた人物の中にドメルグを逃がそうとする仲間がいるとにらみます。

同業者の賞金稼ぎマーキス、保安官のクリス、処刑執行人のオズワルド、店番のボブ、カウボーイのジョー、もと将軍の老人サンディ。

そして全員が疑心暗鬼に陥る中、最初の銃声が鳴り響くのですが・・・。

おすすめするポイント

ミステリー小説でよくある吹雪の山荘もの。

最初の一時間はほとんど何も起こらないので退屈です。けれども、最初の死体が出るまで我慢すれば後半はどとうの展開で楽しませてくれる映画です。

一癖も二癖もある登場人物や、独特なセリフ回しも見どころです。

3.『ビフォア・サンライズ 恋人までの距離』

1995年 105分
監督:リチャード・リンクレーター
出演:イーサン・ホーク、ジュリー・デルピー

おすすめ度:★★★★

どんな映画か、ひと言で

列車で知り合った二人の男女がウィーンの街で夜明けまでの時間をともに過ごす会話劇。

あらすじ

列車の中で偶然、知り合ったジェシーとセリーヌ。会話をするうちにジェシーは彼女と心が通い合うのを感じます。

そして、もっと話していたいと思ったジェシーは列車を降りる際、明日の朝までいっしょにウィーンの街を歩こうとセリーヌを誘います。

うれしいことに彼女の気持ちもジェシーと同じでした。こうして二人のたった一夜だけのデートがはじまります。

期限は明日の夜明けまで・・・。

おすすめするポイント

互いに惹かれ合っている男女が夜明けまで会話する、ただそれだけの映画です。

けれども、その会話がとても面白く、夜明けまでのタイムリミットがあることによって話が盛り上がります。

続編もあるので気に入った方は『ビフォア・サンセット』と『ビフォア・ミッドナイト』もおすすめです。

4.『エグザム』

2010年 101分
監督:スチュアート・ヘイゼルダイン
出演:ルーク・マブリー、ジミ・ミストリー、チュク・イウジ

おすすめ度:★★★★★

どんな映画か、ひと言で

とある企業の最終選考にのこった8人の男女が、奇妙な試験に挑む密室劇。

あらすじ

採用者には莫大な報酬が約束される、とある企業の就職試験。最終選考にのこった八人の男女たちでした。そんな彼らに試験監督が説明をはじめます。

質問は一つ、制限時間は80分。ルールは3つ。試験監督や警備員と話をしてはいけない。試験用紙を破棄してはいけない。試験会場から退出してはいけない。

そして、試験がスタートします。ところが問題用紙は、まさかの白紙! みんなが困惑する中、受験者の一人があることに気づいて口をひらきます。

「試験監督や警備員に話しかけていけないが、誰ともしゃべるなとは言っていない」と。

こうして彼らは話し合い協力することになるのですが・・・。

おすすめするポイント

なんといってもツカミが抜群な映画。

徐々に秘密があきらかになっていくその後の展開も見ごたえありです。問いがない問題の答えは何なのか!?

5.『穴』

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ポニーキャニオン

2001年 102分
監督:ニック・ハム
出演:ソーラ・バーチ、デズモント・ハリントン、キーラ・ナイトレイ、ダニエル・ブロックルバンク

おすすめ度:★★★★

どんな映画か、ひと言で

唯一の生存者が語る、密室で起こった事件の真相。

あらすじ

舞台はイギリス。名門高校に通う四人の生徒が行方不明になる事件が起こります。

18日後、行方不明になったうちの一人、リズが衰弱した状態で発見されます。「彼女たちの身に何が起こったのか?」とみんなが注目するなか、カウンセリングを受けていたリズは、事件について回想をはじめます。

実は彼女たち4人は学校の行事をサボるため、森の中の防空ごうで過ごす計画を立てていたらしいのですが想定外のできごとが起こり・・・。

おすすめするポイント

思春期の人におすすめな作品です。ただし、ミステリーとして見たら肩すかしを食らうかもしれません。

あと、キーラ・ナイトレイが好きな男性は必見です。何とはいいませんが・・・きっといいことがあります。

6.『トランス・ワールド』

2011年 90分
監督:ジャック・ヘラー
出演:サラ・パクストン、スコット・イーストウッド、キャサリン・ウォーターストーン、ショーン・サイポス、クリストファー・デナム

おすすめ度:★★★★

どんな映画か、ひと言で

森の中の山小屋に迷いこんだ三人の身に奇妙なできごとが起こる密室劇。

あらすじ

ガソリンを買いに行った夫を探していた妊婦のサマンサ。車が故障してしまった若い男トム。そして彼氏と強盗をしていたはずなのに気がつくと森の中にいたジョディ。三人は森の中の山小屋に迷いこみます。

話し合いの末、森を出ようとする三人。しかし、どれだけ歩いても山小屋にもどってきてしまうのでした。

なぜ、自分たちの身に奇妙なことが起こるのか?

やがて、彼らはお互いの話がくいちがっていることに気づき・・・。

おすすめするポイント

世にも奇妙な物語のアタリ回のような映画。

ヒネりのある短編小説が好きな人にもおすすめです。

ちなみに主演のスコット・イーストウッドはあのクリント・イーストウッドの息子さんです。

このジャンルに属するその他の映画

これまでおすすめしてきたものが合わないと思った方は、こっちのほうが好みに合うかもしれません。

簡単に紹介していきます

1.『スルース』

推理小説家と、その妻の浮気相手が心理戦を繰り広げる密室劇。

マイケル・ケインが浮気相手役を演じていた1972年の映画『探偵<スルース>』のリメイク作です。

今回はマイケル・ケインが推理小説家役を演じているので、見くらべてみるとおもしろいかもしれません。


2.『テープ』

10年ぶりに再会した同級生3人が、真相をもとめて過去のあるできごとについて話し合う密室劇。

舞台はモーテルの1室だけ、登場する人物もたったの3人という非常にコンパクトな作品なので、舞台劇を見ているような感覚で楽しめます。

主演はイーサン・ホークです。


3.『キサラギ』

自殺したとされているアイドルの一周忌に集まった5人のファンが、彼女の死の真相について推理する密室劇。

ちょっと隠しすぎかもしれませんが、隠されていた事実がつぎつぎと分かっていくタイプの映画です。


4.『12人の優しい日本人』

三谷幸喜が『十二人の怒れる男』を元ネタにしてコメディ要素をプラスした密室劇。

『十二人の怒れる男』と同様に意外な事実がわかって事件の見え方が変化していきます。


5.『悪夢のエレベーター』

エレベーターに閉じ込められてしまった4人の密室劇。

男性になじみのあるものを利用したミスリードには、思わずニヤリとさせられます。


6.『セトウツミ』

河原で男子高校生の瀬戸と内海がしゃべる、ただそれだけなのに楽しめる会話劇。

菅田将暉(瀬戸役)と池松壮亮(内海役)が主演です。


7.『扉は閉ざされたまま』

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ソニーピクチャーズエンタテインメント

完全犯罪をもくろむ犯人と、それに気づいた探偵役との推理劇。

死体のある密室が閉ざされたまま話が進んでいきます。

黒木メイサが探偵役を演じています。

まとめ

以上が脚本が秀逸な【密室劇・会話劇】映画のおすすめ作品です。

おすすめ6本、その他7本、合計13本紹介しました。

【密室劇・限定的】映画のような限定されたシチュエーションが好きな人には、「心理戦がみどころの監禁映画12選」もおすすめです。

映画を観るナマケモノ心理戦が見どころの【監禁映画】12選

今回紹介した作品

  • 12人の怒れる男
  • ヘイトフル・エイト
  • ビフォア・サンライズ 恋人までの距離
  • エグザム
  • トランス・ワールド
  • スルース【探偵】
  • テープ
  • キサラギ
  • 12人の優しい日本人
  • 悪夢のエレベーター
  • セトウツミ
  • 扉は閉ざされたまま